私は15年間勤めていた会社を辞めて、長女が小学校1年生のタイミングで独立しました。
勤めていた会社に一切の不満はなく、大企業、給料良し、ワークライフバランス良し、有給も好きなタイミングで取得可能、残業なし、時短勤務あり、人間関係良好、と申し分のない会社だったのですが、本当にポジティブな理由で辞めて、フリーランスになりました。
こんなにいい会社だったので、辞める決心が着くまでに約10年かかりました。笑
元々、人に指図を受けるのが好きではなく、会社員はいつか卒業すると思っていたのですが、会社の居心地が良すぎて、辞めようかなと思いはじめてから10年経って、辞めたのです。
フリーランスのメリット
時間が自由に作れる
これに尽きます。
小学生の下校時間はとても変速的ですし、夏休み冬休み春休み前は給食なしで帰ってきたり、参観日や懇談が平日だったり、避難訓練があり、親のお迎えが平日の昼間にあったり、地域の旗当番があったり。。。
働く親のこと考えてないのか!?ってくらい、平日の稼働が多いのが印象です。
フリーランスは、自分で仕事を取ってきて、納期内に納品する、というやり方なので、時間による拘束はありません。早朝にやっても良いし、夜中にやっても良いわけです。
そのため、日中に学校行事などの予定がある日は、誰にも謝ることなく自分の判断で空けられるし、子供が下校する時に家にいてあげられるというのも結構大きいです。
平日に一人外出することだってできます。
私は、フリーランスになる直前から通信制大学に通いはじめました。
平日に行われるスクーリング(通学して受ける対面授業)にも通うことができています。
もちろん仕事はしているし収入もあるので、学童や保育園にも預けられます。
何もない時は、子供たちを預けて仕事に没頭できます。
とはいえ、小学校中学年〜高学年の学童はだんだん人数も減ってきて、辞める方が大半です。
そうなると、夏休みなどの長期休みや放課後などいくらお留守番ができる年齢とはいえ、1日を過ごすには子供にとってしんどすぎますし、有益に使える時間にしてあげたいと思います。
やはり、フリーランスの一番の魅力は、時間が自由ってことだと思います。
面倒な取引先とは仕事をしなくていい
会社員時代だと、仕事をする人が選べなかったのですが、フリーランスになるとこちらがしんどくなるような相手との仕事を断ることができます。その分収入は減りますが。。。
ですので、ストレスは会社員時代よりもありません。ほとんどないです。
現在は4社と取引していて、どの会社の方も私を尊重して仕事を依頼してくれるのでとてもやりやすいです。
私の仕事の価値を低く見ている人、仕事の価値をわからず値切ったりしてくる人、そういう人とはとっても温和にフェードアウトします。笑
通勤しなくていい
朝の憂鬱な満員電車に乗らなくていいことが最高です。
会社員時代は、往復で約1時間かかっていましたが、この時間を家事にあてたりできるので効率化ができます。
毎朝8時半〜仕事を開始していますが、朝の通勤時間がなくなったおかげで子供たちを急かすことなく朝ごはんを食べさせることができています。
仕事がそのまま自分の成果になる
会社員時代は、自分が仕事で成果を上げたとしてもそれは、会社のものであり、お給料に跳ね返ってくるわけではありません。
ですが、フリーランスで仕事をしているということは、私自身に仕事を依頼してくれているということなので、ダイレクトに私の成果となり、報酬となるのです。
これは、やりがいにもつながりますし、同じクライアント様から再度依頼をいただけることはこの上なく嬉しいことです。
収入をコントロールできる
フリーランスが稼ぐのに上限はありません。やったらやっただけ、収入に反映されるのです。
ある程度、必要な生活費やこれだけ稼げればいいというラインを持っていると、そのラインさえ稼げばいいという余裕が生まれますし、もちろんどんどん稼ぎたいなら、どんどん仕事を取っていくこともできます。
また、フリーランスは個人事業主となるので、仕事に必要なものは全て経費にできます。利益から経費を引いて税金を計算できるのです。
フリーランスのデメリット
収入が安定しない
デメリットとしては、収入が一定ではないということです。
独立して思ったのは、お給料が高かろうが、安かろうが、安定して入ってくることほどメリットはないだろう、ということです。
毎月入ってくる額が決まっていると、生活設計がとても立てやすいです。
フリーランスは、その点では不安定です。その月に一体いくら入ってくるのか、、一定ではないからです。もちろん、仕事がたくさんあって収入が多い月はいいですが、仕事があまりなく収入が低い時は、、、貯蓄から足りない分を補填しないといけないこともあります。
解決法
不安定な収入の解決法としては、安定した収入の柱を備えておくことです。
例えば、
- 会社員を辞める前に生活防衛資金を1年分貯めておく
- 結婚してサラリーマンの旦那さんの給料に頼る
- 不労所得を得る
- 毎月必ず定期的に行われる仕事を取りに行く
- 最悪の場合、バイトやパートに行く
などがあります。
私は結婚していて、旦那がいるので収入が0になったとしてもたちまち野垂れ死ぬということはないですが、、やはり1馬力では心許ないので、自分自身も会社員時代と同じくらいの年収にまでは持って行きたいと思っています。
ですが、フリーランスにとって、生計を共にするパートナーの存在は大きいです。
不労所得に関しては、現在持ち家の駐車場が2台分あり、車は1台なのでもう1台分をお客様用としていますが、来客がない日はakippaに登録して貸し出しをしています。
微々たる収入ではありますが、何にもしないでお金が入ってくる、というのはものすごいことだと思っています。
うちが登録しているakippaです。
住宅街で需要がないかなと思いきや、実家に遊びに来る親戚の方や、住宅街に営業をかける営業マンなどが利用してくれています。
余っている土地、駐車場があるなら活用したほうがお得です!
また、日本株、外国株、投資信託などをやっていて、日本株の配当金が年にいくらか入ってきます。
特に日本株については、子育て関連の株をいくつか所有していて、株主優待にもお世話になっています。
このような不労所得をコツコツと増やしていくのも手だと思います。
その究極がFIREですね。
会社によっては、毎月定期的に行われる定例行事があったりもして、その担当になれば、必ず毎月仕事が入ってくるということになります。
私はデザイナーなので、例えばお店の毎月のチラシ制作だったり、企業さんだと社内報だったり、広告代理店さんのWebコラムの更新だったり、毎月必ず必要な仕事をゲットできると、この分の収入が安定して入ってくるということになります。
単発の仕事だけでなく、こういった定期的なお仕事に目をつけて仕事をとりにいき、丁寧で安心感のある仕事を心がけると、必ずリピートしてくれますので、こういう仕事をとれると安定につながります。
取引先が、安心するのは「レスポンスが早い」ことです。
すぐに返事できない場合でも、「ご連絡ありがとうございます。後ほど確認してメールを差し上げます。」などと、とにかく連絡が来たらすぐに返事をすることが大切です。
最悪の場合は、パートやバイトに行くというのもありますが、おすすめしないです。
一度、パートやバイトに行ってしまったらサラリーマンに逆戻り、どころか時間も奪われる上、会社員時代よりも収入が少なくなるという現象になってしまいます。
フリーランスの闘争心も薄くなってしまい、ますます仕事が取れなくなってしまうと思います。
なので、私はどんなに窮地になってもギリギリまでパートには行かないつもりです。
社会的信用が薄い
会社員よりもフリーランスは社会的信用が薄いです。
なので、独立前には
これは、やっておいた方がいいかと思います。
私は、大企業勤めだったので、その頃にクレジットカードを数枚作っており、家のローンも組みました。
住宅ローンを組む時にも、その会社に勤めていたからローン金利が軽減されるということもありました。
それだけ、大企業への社会的信用は厚いということです。
ところが、収入の安定しないフリーランスになった途端、クレジットカードの審査も通らなくなるかもしれないですし、住宅ローンも組みにくくなると思います。
なので、独立前には、上記の2点をやっておくのがいいと思います。
総務、経理、全ての雑務を一人でこなす
経理が苦手なのですが、これまで会社がやってくれていた確定申告や身の回りの細々した雑務など全て一人でやらなければいけません。
これは、当然ですししょうがないことですが、あまり仕事が忙しくなってくると人を雇ってやってもらうのも手かもしれません。
私は、もう会社員には戻れないと思っています。気持ち的にも年齢のこともあり。
今の働き方が自分に一番合っていて、収入さえ安定すれば申し分ないです。
子育てする時間は、長いようで短い。。。いつの間にか子供たちも独立してしまうのだから、、子供たちにたくさん時間を使ってあげたい、と思ってえいやっ!と働き方を変えた私。
今は、とても充実しています。
デメリットに関しても一つ一つを解決すれば、絶対にフリーランスの道は開けてきます!
これから独立を考えているワーママの方々の参考になれば嬉しいです!
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