保険

コロナ陽性で自宅療養した時の保険料請求について

主人がコロナ陽性判定を受け、家族全員が10日間(現在の待機期間は有症状者が10日、濃厚接触者は7日)の自宅待機を要請されました。

この時の保険金の請求についてご紹介します。


コロナの自宅療養で保険はもらえるのか?

結論、保険金はもらえる。

主人は、医療保険に加入していましたので、入院給付金と同金額×自宅療養期間(入院とみなされる)の金額で、おりました。
例えば、入院給付金が1万円だと、1万円×10日間で10万円が支給されます。

請求方法

保険会社により請求方法は異なるかもしれませんが、うちが加入していた医療保険では次のような請求方法でした。

1.担当FPか保険会社に連絡
→コロナで自宅療養をした旨を伝えると、保険金請求用紙を送ってくれます。

2.「就業制限解除通知書」をお住まいの保健所に請求する
→提出書類として、自宅療養期間が記載された「就業制限解除通知書」が必要となります。
こちらは、返信用封筒を入れて保健所へ請求しました。

3.必要事項を記入し、保険会社に必要書類とともに提出

非常に簡単な手続きでした。
ですが、異様に時間がかかりました。

まず、「就業制限解除通知書」について、保健所に電話をして送って欲しい、と伝えると
「この書類は、自宅療養をした人全員に送っていますので、時間がかかります。少なくとも1ヶ月はかかります。」と言われました。
「特にこちらから請求しなくても、自動的に送られてくるのですか?」と聞くと
「そうです。手続き等は要りません。ただ、時間がかかります。」

そう言われたので、1ヶ月ほど待っていたのですが、一向に届く気配はなく。
1ヶ月半経った時、流石に遅いと思い、保健所のホームページを検索をしてみると…

なんと、請求書と返信用封筒を入れて、保健所へ請求しなければならない、と記載しているではありませんか!?
保健所の職員に確認した時は、全員に必ず送付するものなので、特にそちらから請求していただく必要はない、と確かに言っていたはずなのに!

というわけで、慌てて請求書を送りました。

また、そこから1ヶ月ちょっと経ち、やっと「就業制限解除通知書」が自宅に届きました。
コロナ陽性になってから、2ヶ月以上が経過していました。

ようやく、保険金の請求書を保険会社に送ることができました。

保険金の請求から1週間で入金

ここからは、とても迅速に対応していただき、保険金請求からちょうど1週間で口座に入金されていました。
自宅療養中は、有給扱いとはいえ残業代などは一切入ってこなかったので、お給料が減っていました。
しかし、この医療保険でずいぶん助かりました。

数ヶ月前に、5年も続けていたこの医療保険を解約しようか悩んでいたところでしたが、解約しなくて良かったと、結果論ですが思いました。

医療保険、いる?要らない?

医療保険は要らない派という方もたくさんいらっしゃるかとは思いますが、これって本当賭けみたいなものですよね。
健康でい続けられれば、それはそれで良いことだし、今回のようにコロナとか他の病気にでもなった時には、大変助かるお金になります。
賛否はあるとは思いますが、うちはこれからも入り続けるんだと思います。。。
高齢になればなるほど、病気のリスクは高くなるし、月々の支払いは若い時に入っていたので、2,400円。今、解約してまた入りたいとなると保険料はグーンと上がるらしい。

ですが、この保険に入り続けて8年目で初めて保険金の請求を行いました。もらった金額は10万円。
8年間払い続けた保険料は、約23万円。
まだ、元取れてない(笑)とまあ、こんな考えになっちゃいます。
全然得してないんですが、これからも何が起こるか分からないので、解約する勇気がなく入り続けます。








ツレがコロナになりまして。

1ヶ月も前のことなのですが、主人がコロナ陽性になりました。
しかも、私の大事な仕事のプロジェクト開始前日に判明。
もう、泣くしかなかったです。。。結局その大事なお仕事は延期となり、同居家族は全員自宅待機を10日間させられました。(2022.1.25時点→現在は、待機期間7日)

突然のライン。。。嫌な予感しかない

いつものように朝、子供たちと主人を元気にお見送りして、仕事に集中していました。
すると、変な時間に主人からのLINE。

「発熱したから、帰らなあかんようになって、PCR検査受けてくる。」とのこと。

もう、えー!って言葉しかなかったです。
とにかく、風邪であってほしい。お願いします!
なぜなら、明後日は私が半年以上もかけて準備した、大切な仕事の日なので。

主人の帰宅

お昼くらいに来たLINEから、数時間後の夕方、主人が帰宅しました。
病院やクリニックに30件以上電話して、ようやく西梅田のクリニックでPCR検査を受けさせてくれると言われ、受けてきたそう。
2022年1月頃は、オミクロン株の爆発的な増加で、ほとんどの病院で即日のPCR検査を断られたそうです。

検査結果は、翌日の19時以降に陽性だった場合に限って連絡が来るとのことでした。
つまり、連絡が来なければ陰性ってことです。

とにかく、主人の容体よりも、申し訳ないんだけど、自分の仕事のことで頭がいっぱいだったので、なんでわざわざ、この期間に発熱するんや!と半ばキレてしまったのは、深く反省してます。。。
というのも、ちょうどこの発熱の2週間ほど前に朝帰りをしていたので、その件もあって、ちょっとブチギレましたね。

主人は、しんどそうでしたが、なんとか帰って来れて、歩けていました。でも、ご飯は食べられず、すぐに寝ました。

とにかく、とにかく。明日電話が来ませんように。

結果待ちですが子ども達はお休み

うちの娘は、小学生と保育園児。
毎朝検温報告と家族に体調不良者はいないかどうかの報告もする必要があります。

この日の朝、、、とても迷いましたが、まだわからないけど、もし主人がコロナ陽性だったら。。。と思うと子ども達ももしかしたら、無症状でも陽性になっているかもしれないと思い、学校や園に相談したところ、休んでください、と言われました。
当然ですよね。

子ども達、2人に休まれると、私の仕事(フリーランスのため自宅が事務所です)が全く進みません。
さらに、3食の食事準備、子どもの相手、家事に追われ、ほとほと大変です。
さらにですよ、家中の消毒と、結果前ですが主人には、2階の部屋を使ってもらい、隔離しました。

結果連絡

さて、PCR検査の結果が陽性だったら来る時間、19時。
電話は鳴らない。よかった!もしかしてただの風邪だった!?

20時になっても電話は鳴らない。
やった!これは陰性ってことねー!という希望が見えてきた、その時!

主人の電話が鳴った。
「コロナ陽性でした。」

ガーン。

一瞬、血の気が引いた。

えっと、何しないといけない?
まずは、仕事。大切なプロジェクトとは、1週間の展示会。
仕事の担当者に相談しないと。でも、もう20時過ぎている。
どうしたらいい?
子ども達は、10日間休み。私だけ仕事へ行ける?いや、それは無理。
えーどうしたらいいの?
とにかく、コロナ陽性の連絡を受けて、プチパニックになったので、一晩寝かせて明日考えよう。
この時の感情は、ただただ辛い。
主人がコロナになったこと、仕事に行けないこと、いろいろ。

そして、何よりショックでした。。。
あれだけ、テレビで感染者数が騒がれている中、自分も含め周りでコロナになっている人がいなかったからです。その初めて身近に罹った人が、一番近い主人だったなんて。。。
そして、家族が一緒に過ごせる10日間・・・

多方へ連絡

前日は、仕事のことなど考えないことがたくさんあり、ほとんど眠れず。
翌朝は早く起きて、まず小学校へ連絡。
「家族がコロナになったため、自宅待機となりましたので、10日間お休みします。」
すると、学校の先生は
「大変ですが、気を落とされないようにお過ごしください。」
と優しいお言葉をかけていただきました。

続いて、同じことを保育園へ連絡。
園長先生は
「ご主人様の容体はいかがですか?大変ですが、ゆっくり療養されてください。何か変わったことがありましたら、いつでも園にご連絡ください。」
とこちらも気遣いのお言葉をいただきました。

誰がなってもおかしくない状況の中、いくら感染対策を万全にしていたとしても、罹る時は罹る。
それに対して、労いのお言葉をいただいて、本当に心の中が温かくなりました。

そして、最後に展示会の担当者への連絡。
なかなか厳しい人だったので、どんな反応をされるか心配でしたが
「そうなんですか!?大丈夫ですか?そういうことでしたらしょうがないことですので、延期にしましょう。ご主人の容体は大丈夫でしょうか?気を落とさず療養されてください。展示の心配は無用です。また、空いている日程をご連絡しますね。」
と、また優しいお言葉をいただきました。
とにかく、キャンセルにならずに一安心。

関係各所への連絡は終わり、ここから10日間、地獄の自宅待機がはじまります。
そして、主人には隔離生活を送ってもらいます。

自宅待機中の1日のスケジュール

7:00 起床→子ども達を起こす
7:30 朝食、子ども達の分、主人の分
8:30 まで子ども達は自由時間(子ども達はゲームをしてしまう。。。)
この時間までに洗濯、片付けを終わらせる
8:50 小学生の長女、オンライン授業
私はセッティング諸々、次女(年少)にはひらがなプリント
12:00 昼食準備 家族全員分(これがまたキツい)
13:50 長女オンライン授業、次女プリント、
その間に私は仕事をするも、全く集中できず。
14:30 授業終わり
子どもを太陽の光に浴びさせないと、と思い庭で縄跳び
15:00 自由時間 おやつ
私はここから仕事
17:00 夕食準備
18:00 夕食
19:00 お風呂
20:00 自由時間
21:00 子ども達就寝
22:00 仕事開始
0:00 私就寝

ざっと待機期間中はこんなスケジュールでした。
書くと簡単そうですが、この合間に買い出しや、細々なケアなどが入り、思った以上に辛く大変なものでした。

主人との連絡は、ラインと電話で。10日間、家で一緒に過ごしたものの、会話は一切なし。
2階の隅部屋に隔離してもらっていた主人が、 1階のトイレ、お風呂を使う時は、逐一連絡をもらい、用を済ませた後は、アルコールスプレーで除菌。

洗濯は、別々を徹底。なので、1日2回以上の洗濯が発生。

とにかく、自分と子ども達に感染しないように神経をすり減らし必死でした。

自宅療養者に

自宅療養者には、冷凍食品3食が毎日玄関の置き配で、配給されました。
パックごはんとおかずのセットで、レンジでチンするとすぐに食べられるものです。
味は水っぽかったですが、そういうことも言ってられないくらい大変だったので、とても感謝しています。
一人暮らしの方を想定されたものなのかなと思いました。
うちは、家族4人分の食事を作らないといけなかったので、この冷凍食品の出番はあまりなかったです。

コロナ陽性判定から4日後に届いた配給セット。パンとパックご飯24個入り。そして緑茶とレトルトカレー2食分、味噌汁。
翌日からは、冷凍食品3食が、待機解除の日まで毎日届けられます。

医療保険

不幸中の幸いでしたが、主人は医療保険に加入しています。
保険会社に連絡をしてみると、入院と同じ扱いになるため、1日1万円の給付金が出るそうです。

そのために必要な書類(就労解除証明書)は、保健所から取り寄せないといけないのと、コロナ陽性者が増加中で申請から到着までに2ヶ月ほどかかるということです。(申請中ですが現時点でもまだ届いていません。)

主人の会社は、10日間有給で対応してくれましたが、その月の給料は、残業手当などがついていなかったため、ぐんと少なくなっていました。入院給付金が出るのは、とても有り難いです。これで、±0くらいですかね。

また、保健所から書類が届いたら、追記します。

コロナ陽性になった主人の様子

コロナ陽性の判定を受けてから、一切の接触を持たず、主人との日々の連絡はラインで行いました。
後から、冷たいやつだなぁと言われましたが(笑)子ども達を守るにはそれしかないです。
時々、体調が回復した頃に、子ども達とビデオ通話などやっていました。

コロナ判定から2日程度で熱は下がりました。
PCR検査を受けた病院で、大量の解熱剤をもらってきたので、初めはそれを飲んでいたらしいですが、2日目以降は、解熱剤なしで熱が下がったということです。

それから、体調は回復したといっていましたが、判定から5日目と6日目あたりで、味覚障害が発生しました。ラインで、「ご飯の味が全くしない。」とのこと。
遠くの方で、味を感じるんだけど、基本味がしない、ということを言っていました。恐ろしいです。
それも2日程度で治り、それからは、味が戻った。と言っていました。

その他は、ずっと体調はいつも通りで、息苦しいということもなかったそうです。
主人は、どちらかというと軽症だったかもしれません。
ちなみに、主人はワクチンを打っていませんでした。

待機期間解除

私にとっては仕事が延期になったり、子どもの世話と家族の食事準備に追われた10日間で、ほとんど自分の仕事ができず、ストレスが溜まる10日間でした。
通常の生活が送れることのありがたみを改めて感じております。

子ども達は、元気に学校や保育園に復帰し、久しぶりの学校が楽しかった、と言ってくれました。
しばらくお休みしていたので、友達に何か言われるんじゃないかな、と心配していましたが、その心配は無用でした。クラスメイト達は、長女が登校することを楽しみにしてたよ!と言ってくれたようで、本当に素敵な学級だなと思いました。

主人も、久しぶりに外に出て、仕事できるのか心配でしたが、大丈夫だったよ、とのことでした。

子どもに打ち明けるか?

子ども達には、父親がコロナになったことは伝えておらず、「パパは体調悪くて、しばらく寝込んでいるよ。」と言いました。
コロナへの偏見がどのようなものか分からず、なんでも学校や園で話すので、下手に伝えない方がいいのかなとも思いました。
うちの周りの友達も、子どもには伝えないという方が多かったです。

おわりに

自分の身近な家族がコロナになり、改めてその状況の大変さを理解しました。
もっと重症化して大変な方々もおられると思いますので、心より早い回復をお祈り申し上げます。

そして、どんなに万全な感染防止対策をとっていたとしても、罹る時は罹ってしまうコロナウィルス。
特に、身体の免疫力が落ちている時に罹りやすいそうなので、睡眠と食事この基本をしっかりと取ることが大事だと思います。

幸いにも、同じ屋根の下で暮らしていた私たちですが、主人だけが陽性で、私と子ども達は陰性でした。こんなことってあるー?って感じですが、主人は数日夜更かしもしていましたし、仕事も激務で結構疲れていたので、感染してしまったのかなと思います。
私と子ども達に関しては、ご飯はしっかりと食べるし、夜も10時前には寝ていましたので、大丈夫だったのかなと思いました。

一度罹ったからといって油断はできないので、これからも健康管理に留意して過ごしていきたいと思います。

一言
「もう2度と自宅待機は嫌だ〜!!!」