堺市美原区、ららぽーと堺の近くにある堺市総合防災センターをご存知でしょうか?
昨年の4月にオープンしたばかりの公共施設で、とても綺麗な建物です。
防災のことをいろいろ勉強できて、とてもためになる施設なので、子ども達と一緒に行ってきました!

施設概要

開館時間:9:00〜17:15
入館料:無料
住所:〒587-0003 堺市美原区阿弥129-4
電話:072-363-2225
駐車場:無料

防災が学べる体験コース

堺市総合防災センターでは、防災に関する知識を深めるために体験コースが用意されています。
団体コースや、キッズコース、本格的な防災体験ができる真・体験コースなどさまざまなコースがあります。
体験コースの詳細はこちら

今回は、未就学児の次女も一緒だったので「キッズコース」を予約しました。
予約は電話でも、インターネットでもどちらからでも行えます。

キッズコース 体験

予約は前日でもOKでした。約1時間のコースになります。
まず、電話予約してから来館します。入り口に入ると受付があり、予約コースと名前を伝えます。
開始時刻の10分前くらいまでに行けば大丈夫そうです。

受付が終われば、開始時刻までトイレに行ったり、ロッカーに荷物を預けたりします。
ロッカーは百円で、両替ができないので、子供の荷物が多かったりしてロッカーを使用する予定の方は、小銭を準備していかれることをお勧めします。

受付の近くには、救急車の乗り物があって開始までの時間に乗せてくれました。小学生2人が定員です。
子どもって好きですよね、こういうの。

さて、いよいよ体験がはじまります。

今回は、私たち親子3人と、もうひとグループのご家族(おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、子ども3人)が来られていて、一緒にキッズコースの体験をしました。

地震体験

まずはじめに、地震が体験できるお部屋に案内されました。
キッズコースは、震度4くらいまでを体験できます。それ以上の震度は危険なので身長120cm以下の未就学児は体験できません。

手すりに捕まり、震度1〜4を体験しました。

この時点で我が子は怖がってしまいました。本当の地震が来たらと考えるだけでも恐ろしいですが、施設の方が、身を守る方法を解説しながら体験できました。
地震が来たらまず、低い姿勢になり、頭を守れるような場所(机の下など)に隠れるということでした。パニックになって、外へ行ったりしないようにすること。高いところからモノが落ちてくるような場所へ(部屋の中であっても)近寄らないこと。などを教えていただきました。
このように教えていただいたことが、少しでも子どもの頭の片隅に残っているといいなと思いますが、突然の地震で冷静に行動できるか、大人でもわからないですよね。
普段から防災意識を高めながら、生活したいと思いました。

大人は、震度4以上の体験もできます。私は震度6の東日本大震災の揺れを体験しました。
ものすごい揺れでした。これが実際には3分も続いたそうです。恐怖以外の何者でもないですよね。

今後、南海トラフ地震が近いうちに発生するといわれているので、やはり防災意識を高めておかないといけないなと思いました。

とてもためになる訓練でした。

火災体験

次に、建物を移動して火災の体験をしました。
火災の際に出る、煙には一酸化炭素が含まれていて、その有毒な煙はどんどん上へいくそうです。
なので、逃げる時はできる限り姿勢を低くして下の階に逃げるといいそうです。
シミュレーションも見せてもらいましたが、地面に近いほど空気はクリアになっていることがわかりました。できるだけ煙を吸わないよう、低姿勢で逃げることが大切だと学びました。

一酸化炭素を吸ってしまうと、すぐに意識を失い、そのまま一酸化炭素を吸い続け、命を落とすということが火災では多いそうです。

火災の時は、低姿勢!これを頭に叩き込んでおきたいと思います。

その後に、実際煙の中を逃げるという体験をしました。
体験なので、煙は有毒ではないのですが、モクモクとした煙の中に入って前に進むのはとても勇気のいることだと思いました。体験ですらちょっと怖かったです。。。これが、実際の煙で有毒物質だと想像しただけで、怖いですね。

うちの娘たちも、煙の中は怖くて一歩も動けませんでした。というわけで体験はできなかったのですが、実際にこういう場面に遭遇した時は、低姿勢で子ども達を抱きかかえて逃げなければ、と思うのでした。

アニメーションで防災を学ぶ

次に、子どもにもわかりやすいように桃太郎のアニメーションで、防災についての動画を見せてもらいました。地震、火災などジャンル分けした動画で、とてもわかりやすかったです。

少しでも、子どもの記憶に残ってくれていればいいなと思いました。

災害時の食器づくり

災害時には、食器が割れて使えなかったり、食器が使えたとしても水が出なくて洗えなかったり、ということがあるので、新聞紙や紙で食器を作るという工作を教えていただきました。

新聞紙の食器を使えば、その上にビニールやラップをかぶせて食器にし、食べ終わった後はラップを捨てるだけ。という災害時にとても役立つ知恵でした。

こちらも大変学びになりました。

アンケートに回答後、修了書を受領

体験は以上です。体験が終わるとアンケートに答えて、修了書を人数分いただきました。
毎月カードの内容が変わるみたいなので、毎月防災訓練に行って集めるのもいいですね。

今回の体験、キッズコースではありましたが、大人の私でもとても勉強になりました。
こうして防災意識が自分や自分の家族、そして周りの人達にも広がっていくといいなと思いました!

施設探検

防災展示物、防災グッズの紹介

メインロビーには、防災の展示物や防災グッズなどが展示されていました。読んでいるだけでもためになります。
また、2階にもマンホールトイレや、避難所のテントなどを展示していました。

キッズスペースあり

小さな子連れにはありがたい、キッズスペースもありました。
クッション型の積み木や、絵本、DVDも観ることができます。

喫茶店もあり

施設内の一角に小さな喫茶スペースがありました。ちょっと休憩したり、コーヒーやソフトクリームを食べれたりします。

消防車や救急車にも乗れる!

とてもテンションが上がったのが、消防車の運転席に乗れたことです。
しかも、レスキュー隊や消防隊の衣装も貸してもらえて、記念撮影ができます。

救急車の中は、どうなっているのか興味があったので、内部の詳細を見ることができてよかったです。
救急車に乗らなければわからないことだし、乗ったところで、きっとそれどころではなく車内がどうなっているのか見ている場合ではないでしょう。
かなり貴重な経験をさせていただきました。


2023年の夏休みに堺市総合防災センターでは、子ども向けの夏のイベントを開催するみたいです。
詳細は公式ホームページをチェックしてみてください!

堺市総合防災センターは、勉強もできて、体験もできてとてもおすすめです。

防災グッズは一家に一つ、必要ですね。